新しいタクシーサービスについて考える【前編】

この間、タクシーに乗ったときに聞いた話を今日は書こうと思います。
なかなかおもしろいビジネスのネタになるのではないでしょうか。

* * *

「ちょっと急ぎでお願いします」

「なに、これから仕事?」

「そうなんですよー」

「外回りは暑くて大変だよねー昔はオレも営業やってたんだよ」

「え、マジすか?何の仕事してたんすか?」

(運転手の方は外車販売の飛び込み営業をしていたそうです。昭和50年くらいと言っていたのでそれこそ携帯も何もない時代。車を売るにもひたすら飛び込むしかなかったのでしょう。ましてや外車はその時代なかなか売れなかったそうで、とにかく数をこなせと上司から言われていたそうです。1日の飛び込み件数の目標は300件!10時間働きつづけたとして1時間に30件の飛び込みをしなければならない計算になります。2分に1件…そんなん営業の話する時間すらないじゃんか!と思いましたがそれはさておき…)

「でもさ、結局リストラされてさ、今はタクシーの運転手やってんのよ」

「へー」

「まあ兄ちゃんには関係ない話だわ。タクシーの運転手なんて若い人がやる仕事じゃないわな」

「え、どういう意味ですか?」

「いやね…、」


タクシーの運転手なんかやってても、

しんどいし、
お金にならないし、
さびしいよ!!


「えー、そうなんですかー?」

* * *

◎労働条件が厳しい!!
→タクシー会社の労働体系の基本は20時間勤務+1日休みの繰り返し

朝8時に出社して翌朝の4時に仕事が終わるそうです…。


◎給料が安い!!
→給料は完全歩合のフルコミッション制

 売上の56〜57%手取りというのが相場だそうです。ちなみに売上の平均は3万円くらいだという話です。1日の平均売上が2万8000円だったとして1ヶ月普通に働いても22万5000円にしかなりません。タクシー会社の中には「月給40万円以上も可能!」とうたっているところがあるそうですが、それは30日間毎日3時間睡眠でMAX働けば可能な話で、体力的に不可能だと言っていました。


◎勤務中、さびしい!!
→タクシーの仕事内容は、「ただひたすら街を走って、乗る人いないかなーって探して、乗せておろしてまた探して…」ということでつまらないとのことです。



なんかもったいないですよねー。
効率、ものすごく悪くないですか?

一日中走り回って、ただ客を探しているだけって、時間の無駄ですよ!もったいない!
何かに活用できないんですかね?


ということで次回、新しいタクシーサービスについて書きたいと思います。

@ドリメ担当

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